| 「公民」教科書 「新しい歴史教科書をつくる会」系の育鵬社選定 |
| 2011/08/25 Thursday 16:38:55 JST | |
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教科用図書八重山採択地区協議会が、2012年度から4年間、中学「公民」の教科書として選定したのは「新しい歴史教科書をつくる会」系の育鵬社だった。 石垣、竹富、与那国の3市町は台湾などとの交流を通し、国境に近い自治体の特性を生かした幅広い友好関係を育んできた。
今回選ばれた教科書は、八重山の生徒たちが手にする公民の教科書にふさわしいとは言い難い。 育鵬社の「新しい みんなの公民」は愛国心を強調し、日本の繁栄が続くことでアジアをけん引するという意識が際立つ。
周辺国との共生の観念と懸け離れ、「排外的」な思考に陥りかねない危うさが否めない。
紛争処理の手段として軍事優先の風潮が高まることはあってはならない。 憲法の役割は権力の乱用を監視し、基本的人権を擁護することだ。環境権など新たな価値を加えた改憲や創憲を求める声が強まっても9条改正に過半数が反対する国民世論は重い。 生徒の夢や希望をかき立てる教科書でありたい。採択手続きに入る3市町の教育委員会は、誰のための教科書かという原点に立ち返り、冷静な議論を尽くして選定を見直してもらいたい。 2011年8月25日 (琉球新報社説)より
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